一文字は一筆書きで書きましょう♪

“挑戦”、11月度中学生毛筆課題です。

字形もさることながら難しいのが、一回の筆に含ませる墨量です。天候、墨の濃さ、文字の画数によっても変えます。
生徒さまは字形を追うので精一杯なので、まずは一回の墨継で一文字は最低書くように指導しています。

“挑”は途中硯の上で穂先を整えたりせず、最後まで書いています。
動画をアップしようとしたのですが、重すぎてダメでした(´;ω;`)残念。

“戦”も同様です。
使用筆は※兼毫。
(※墨の含みが良くて腰も強く使いやすいので、初心者から専門家まで幅広く使用します)


私の条幅作品。
羊毛使用。一回の墨継で“千~垂”、“峯~寒”、“雲~門”を書いています。
私自身もまだまだなのですが、書けるようになるには…慣れ…練習しかありません。初めて条幅作品に挑戦した時には、一枚仕上げるのに何時間もかかりました。

書くのが嫌になることもありますよ(´;ω;`)ウッ…

一文字一回で書ききる為には、書写力や正しい筆使い、墨量を感覚で覚える事が大切です。あと忘れてはいけないのが、筆のお手入れ。バサバサの筆では書けません。

色んな要素が集まって仕上がった作品、正に集大成☆彡だからこそ、たった一枚の半紙、ペラッペラなのですが、見る人の心を動かせたりするのではないでしょうか?

 

しょうはく